ホビーボス 1/72ハリケーン Mk.2Cを作ります

前回の出来栄えに気を良くして、プラモデル2作目を作ります。

まだ、大型機を作る自信がないのと

できるだけ早く完成品が見たい!という気持ちから、簡単そうなキットを選びます。

 

というわけで在庫から選んだのは、

ホビーボスの1/72ホーカーハリケーン Mk.Ⅱ

今回も作りながらレポートしていきます。

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<前回の記事>

www.kdm-suki.com

 

 

・実機のこと

ハリケーンは飛行機好きには定番的に知られている名機ですし、第二次世界大戦においてはドイツの侵攻からイギリスを守った空の戦い、いわゆる「バトルオブブリテン」の立役者のひとつでもあります。映画「空軍大戦略」にも登場していますね。

ですが、ほぼ同時期に量産化されたスピットファイヤが単機での性能とフォルムの美しさから有名ですので、少しマイナーなとらえられかたをされている感じもします。

 

確かに堅実、保守的、つまり悪くいうと凡庸な機体設計は、ドイツ戦闘機をまともに相手にするには力不足であったようで、バトルオフブリテンにおいては、戦闘機に対してはスピットファイヤが担当し、スピットファイヤが戦闘機を抑えている間にハリケーン爆撃機に対して攻撃するという作戦を取っていたようです。

 

とはいえ、当時の技術で無理をしない設計による量産性の高さから、戦争の初期にある程度まとまった数を準備できていたことと、機体の古臭い構造から来る修理のしやすさや撃墜されにくさから大きな活躍をしたのは事実で、兵器というのは単体の性能だけでは語れないということを教えられる戦闘機です。

 

今回製作するのは、ハリケーンの性能強化型であるMk.Ⅱシリーズの中で20mm機銃を4門装備した、どちらかというと地上攻撃機的なC型を作ります。

 

機体下面がつや消し黒一色なので塗るのが楽そう、というよこしまな理由で選んだ塗装とマーキングは第87飛行隊のもの

フランス沿岸を守備範囲に夜間攻撃を行なっていた部隊のようです。

ホーカー・ハリケーン (世界の傑作機№182)

 

ちなみに僕は同じマーキングの機体を、15年ほど前、少しプラモを作っていた時に作っていたのでした。

その時は韓国アカデミーの1/72でした。

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そういえば最近、YoutubeサイトQuick kitでもハリケーンMk.2-Cを製作していました。

こちらはエアフィックスのキットですが、 参考にさせてもらいました。


Building the Airfix Hawker Hurricane - Model Aircraft

 

・このキットについて

このキットのメーカー、ホビーボスはマカオを拠点とする中国のメーカー、トランペッターのブランドようです。

下の写真のように、主翼と胴体は一体整形されているので部品は非常に少ないです。

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モールドも結構繊細で、このような部品構成ができるのはスライド金型も含め高度な技術の賜物だと思うのですが

一体整形のためどうにもならない簡略化もあるので、モデラーの中では賛否がありそうですね。

現に昔、あるショップでこのキットのシリーズが1個500円で投げ売りされていたのを見たことがあります。

僕はどちらかというとズボラで気が短い正確なので、このようにサクサク作れそうなキットは大歓迎なのですが、イメージの通りサクサク作れるのかどうか注目です。

 

ホビーボスの1/72飛行機シリーズは日本では童友社が取り扱っていて、前回作ったF9Fパンサーやパンサーと同じエンジンを持つホーカー シーホークなんて機種もラインナップされているので、いくつか購入してみたいと考えています。

 

・組み立てます

先に書いたように、胴体は一体化されているので、合わせ目を接着する手間がありません。

中心にパーティングラインはありますので、そこだけペーパーとカッターで削っておきました。

プラが硬くないので、わりと楽に処理できました。

主翼も上下面一体成型なのでパーティングラインがあります、特に翼端の薄い部分はバリに近いものだったので削り落としておきます。

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このキット、スナップキットなので主翼と胴体を固定するダボがあるのですが

きれいに合わない原因になりそうだったので切り落としました。

どうせ接着するのでも問題なしです。
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主翼と胴体の合わせ

下の写真ではすきまがありますが

力をかければぴったり合います。

流し込み接着剤を使ったら、隙間なく接着することができました。
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排気管を仮組みしてみたところ、下の写真のようにトサカかエラのように飛び出しています

なんかジブリ映画に出てくるイノシシみたいw

これはあまりに実機と違うと感じたので、排気管の機体に付く側を削り込んで対応します。

1〜2mm削り込んで、それっぽい位置に収まりました。

とはいえ、この部分の造形はあまり良くありませんね。

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キャノピーも今のうちに合わせておきます。

後ろ端を少し削ると、機体とピッタリになりました。

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・塗っていきます

まずはコクピットから

ハリケーンのキャノピーは小さめで、窓枠も多いのでコクピットは適当です。

僕が持っているハセガワの古いスピットファイヤの指示がクレオスの機体内部色なので、水性ホビーカラーのH58を使いましたが、いろいろ調べてみるとどうも違うようですね

機体内部色にブルーがスカイブルーを混ぜると良さそうな気がします。後で検証ですね。

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ハリケーンの上面は2色迷彩なのですが

これは規格があったらしく、イギリスで運用していたハリケーンは基本同じパターンです。

編隊飛行している写真を見ると、ほとんどが同じ模様で面白いです。

たまに違うパターンの機体もあるのですが、実はそれ、左右逆パターンなんです。

そんな迷彩なので、適当に描くというわけにいかず、世界の傑作機を見ながらガンダムマーカーでパターンを書き込み(もちろん手書きのアバウトな線ですが)、その上から塗装することにしました。

 

色は、説明書の指定では

ミスターカラー

 No.330 ダークグリーン

 No.331 ダークシーグレー

なのですが、僕はタミヤアクリルを使いたかったので

 ダークグリーンをXF-58 オリーブクリーン

 ダークシーグレーをXF-24 ダークグレー

に置き換えています。

 

下記リンクの対応表では

ミスターカラーの330はXF-62オリーブドラブとのことなのですが

保存機の色を見ると、これとは少し違う気がしたので、手元にあったオリーブグリーンとしたのですが

これがどう出るかですね。

 

マーカーであたりをつけた上から塗装して一層目

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前回のパンサーとおなじく、水で薄めたタミヤアクリルですが

今のところつや消し感が強いですね。

 

2層目

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3層目、塗料の濃度調整にムラがあり、若干凹凸が出てしまっていますが、

下地はすべて隠蔽できているので、OKとします。

全体的に白っぽい仕上がりになっていますね。

塗った日は湿気が多かったので、白化したのかもしれません

今回、タミヤアクリルで塗っていたので、湿気なんか関係ないと考えていました。(水で薄めていますしね)

詳細なメカニズムは不明ですが、白化は乾燥過程で発生するものらしいので、やはりそうなのかな?後で確認しておきます。
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機体下面色のツヤ消し黒を塗ります。

隠ぺい力が強いのでサクサク塗れますね。
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翼端灯の下地のシルバーを塗るついでに、ハゲチョロの表現としてシルバーを塗ってみました。

パイロットや整備士が乗る、コクピット近くの翼上と主翼前縁、特にプロペラ後ろに塗料のハゲが発生するだろうと予想して塗っています。

もっと広範囲に発生するのかもしれませんが、この時点ではあまり塗料のハゲた跡に見えなかったので、ビビッてこのくらいでやめてしまいました。

また、主翼中ほどにある前照灯をシルバーで塗った上にクリアーで表現しようとしたのですが、これはクリヤーパーツでないと再現できないですね。

プラ材を加工して埋め込む勇気と根気がなかったので、今回は塗装でヨシとしました。

まあ、そこまで頑張るならほかのキットを買ったほうがよいでしょう、ということで・・・。
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デカールはほどよい厚さと硬さで、軟化剤を使って綺麗に貼れました。
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貼った後で気が付いたのですが、胴体左右の蛇の目マークは位置を合わせなければいけません。

何も考えずに貼っていて、たまたま大体同じ位置に貼れていてセーフです。

これは今後気を付けなければいけないと感じたポイントです。
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デカールをすべて貼り終わったところ

デカールと機体の塗装のツヤが異なるので、リキテックスのマットバーニッシュを水で薄めて全体をコートしました。

絵画用のつや消しニスなのですが、伸びが非常に良く、とても塗りやすいです。

無臭なのも、自分の模型部屋を持っていない僕には、リビングやダイニングで家族を気にせず塗ることができるので嬉しいポイント。
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デカールの保護とツヤ合わせのつもりで塗ったバーニッシュですが

副産物として、白化を抑えて塗料の本来の色を取り戻すことができました。

あと、塗料ハゲのシルバーが塗料ハゲに見えるようにもなりました!!これは嬉しい!!
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コーティング後、タミヤのスミ入れ塗料ダークブラウンでスミ入れを兼ねた汚しを行います。

今回は、排気管からのスス、オイル漏れの表現も含めてこれだけで済ませてしまいます。

適当に塗りたくったあと、エナメル溶剤を含ませた綿棒で前から後ろにほどよくふき取っていきます。

少し残ったスミ入れ塗料が、風圧で流れたオイルに見えるように祈りながら。

 

また、排気管から翼の後縁近くまで胴体にオイルとスス混ざったものだと思われる跡を描きます。

実機の写真を見ると、翼の上側の形に添っているようなので、何となくそんな形に3回ほどスミ入れ塗料を重ねておきました。

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・完成です

汚しが終わってついに完成です!!

実機のイメージに比べると、少し細身なんですが、優美さと不細工さが絶妙に入り混じったハリケーンの雰囲気は感じられます。

少々ビビっていた迷彩塗装ですが、なんとかなりました。

水溶きアクリルの塗りやすさに助けられましたね。

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キット自体は完成度が高いわけではないのですが、簡単に組めるので塗装に集中できて楽しく制作することができました。

ハリケーンはたくさんのメーカーから、いろいろな仕様が発売されているので、この後も挑戦したいです。

 

というわけで、ホビーボス 1/72 ホーカーハリケーンの巻、終了です。

長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。