マスク着用によるウイルス対策の効果について考えてみた

新形コロナウイルスの流行が広がる中

対策としてマスクを付けて仕事や学校に行く方も多いと思います

マスク不足も深刻で、通常の10倍以上の価格で販売する業者も現れていますが

本当にそこまでして手に入れる必要があるものなのか?

マスクがウイルスなどを捕まえるメカニズムも含めて

改めて考えてみたいと思います

 

結論から言うと

マスクを付けるのは、ウイルス感染予防にある程度効果はありますが

絶対でもないので

マスクが手に入らなかったからといって、この世の終わりみたいに考えなくても良いと思います

 

できれば体調の悪い方や医療関係の皆さんに

十分にマスクが渡るようにしたいところですね

 

・普通のマスクで止められる空気中の微粒子は半分くらい

以前、職場の研修で粉じん作業用マスク(いわゆるN95マスク)の装着方法とその効果を教わったことがあるのですが

その中で、普通のマスクを装着した際に実際どれくらいの空気中微粒子の通過を止められるかの実験を行いました

結果、マスクで止められた微粒子は約半分

 

それなりにきれいな会議室などの空気中にただよう微粒子は

空気1リットルあたり1000個近くになるのですが!!

マスクで止められるのはせいぜい500個くらい

残りの500個くらいは口のまわりに入ってきてしまいます

 

なぜかというと

横の隙間から空気がフィルターを通さず入ってきてしまうから

 

国民生活センターの試験結果でも指摘されていますが

ウイルスを防ぐと謳って販売されているマスクの漏れ率は40%くらいのようですね

 しかも、ウイルス除去率99.99%とうたっているマスクでも

そこまでの除去率でないものもちらほら・・・

www.kokusen.go.jp

 漏れ率40%ということは約半分の空気がろ過されずに口の周りに入ってくるということ

それをどう捉えるかは人それぞれですが

マスクをつけているからといって、油断はできないということは確かなようです

 

とはいえ、新型コロナウイルスは空気中に漂わないようなので

咳やくしゃみの直撃を喰らわなければ

息をしていてウイルスを吸い込む可能性はマスクをつけていてもいなくてもそう変わらないようですよ

 

マスクは直撃よけアイテム

感染している人、感染の可能性がある人と近い距離で接することのある人

感染者の家族やお医者さん、看護師さん用には必須と言えそうです

 

・感染している人のくしゃみやせきには効果がありそう

同じく国民生活センターのマスクに関する調査で

花粉に対する効果を検証したものがあります

www.kokusen.go.jp

それによると、漏れさえ注意すれば

花粉など粒子の大きいものの捕集性能はほとんどのマスクは高いと言えそうです

 

くしゃみや咳は口から前方に押し出されますから

呼吸で吸うときと違い、マスクを通過する確率が高そうです

また、ウイルスはつばや鼻水といった水分に取り込まれているので

1つの粒子は大きいはず

目に見えるものであれば花粉より粒子は大きいはずです

 

つまり、感染している人がウイルスを放出しないようにするには

高い効果を発揮すると言えますね

 

・まとめ

 〇マスクをつけていてもウイルスを防ぐ効果は絶対ではない

 〇咳やくしゃみの直撃を避けるためには効果がありそう

 〇感染者がウイルスを拡散するのを防ぐのには効果が高そう

 

マスクがふんだんにある状況では、予防にマスクをつけるのも良いですが

手に入らなかったからといって、暴利のマスクを買わなくても良いのではないかと思います

感染確率が少し減るくらいの効果と考えて

むしろ手洗いを心掛け、不用意にいろいろなものを触らない

外から帰ってきたときの衣服をできるだけ玄関で脱いで

部屋に持ち込まないなどの対策のほうが効果がありそうです

 

また、なによりも

感染リスクが高くなる、感染者と接近しなければいけない医療関係者や

すでに感染している人にマスクがいきわたるようにすることが

今の状況では効率的に感染の拡大を予防することになるのではないでしょうか